お金がない時に試したい対策法を解説！公的支援制度も活用しよう

「お金がないけれど、何から手を付けていいかわからない」「本当に助けて欲しい」と切羽詰まっている人もいるのではないでしょうか。本当にお金がないと焦っている時でも、できる対処法はあります。

自分に合う方法が見つかれば、お金がない状態を抜け出せる可能性もあります。

今回は考えられる対処法を紹介するので、できそうなものを試してみてください。それでも難しければ、公的な支援を受けるなど、可能な対策をしましょう。

本当にお金がない時はどうする？今すぐ始められる対策法一覧

お金がない時には、緊急度に合わせて対策をしなければいけません。今すぐにでも始められる対策を紹介するので、自分に合うものを見つけてください。

お金がない時はアプリで時間単位のアルバイトを探すと入金が早い

できるだけ早く、確実にお金を手に入れるなら、アプリで時間単位のアルバイトをしましょう。時間単位のアルバイトとは、「3時間だけ働きたい」「今すぐにでも働きたい」などの希望に合わせて、仕事を探す働き方です。

以下のようなアルバイトマッチングアプリに登録すれば、希望の条件に合う仕事が表示されます。

• LINEスキマニ
• シェアフル
• タイミー
• エリクラ
• ショットワークス

短時間のアルバイトマッチングアプリでは、原則面接が実施されません。すぐ仕事に入れるため、急いでお金を用意したい時に便利です。

中には働いた後すぐに賃金が入金される仕事もあるので、お金がない時はアプリで時間単位のアルバイトを試しましょう。

まとまった時間が取れる人は1日または短期のアルバイトで稼ぐ

仕事が休みの日や予定がない日にまとまった時間が取れるなら、1日または短期のアルバイトで稼ぎましょう。以下のような仕事は、1日単位で募集されているケースもあります。

• イベントスタッフ
• 試験監督
• 工場の軽作業
• 交通量調査
• チラシ配布やポスティング
• 試食案内
• データ入力
• 警備員
• コールセンター

過去に体験したことのある仕事なら、さらにやりやすいでしょう。工場の軽作業などははじめてでもやりやすいので、無理のない範囲で働いてお金を得られます。

たとえば学生やゴールデンウィーク中の社会人など、まとまった時間が取れる人は、働けるときに集中して働いておく方法もあります。短期のアルバイトなら、都合に合わせて働ける点で便利です。

働く時間がなくすぐお金が必要ならリサイクルショップで不用品を売る

働く時間がないのに今すぐにでもお金が必要なら、リサイクルショップで不用品を売りましょう。リサイクルショップなら、すぐに現金を受け取れます。

可能なら、ゲームや本は専門のリサイクルショップに持って行きましょう。正確に査定してもらえて、商品によっては高額で買い取ってもらえる可能性があります。

フリマアプリやオークションの方が、高値が付きやすい傾向はあります。しかし、以下のようなデメリットもあるため、急ぐ時はリサイクルショップで売った方がよいでしょう。

• 買い手が付かなければお金が得られない
• 商品が売れてから入金されるまでに時間がかかる
• 出金する時に手数料が必要になるケースもある

フリマアプリやオークションでは、欲しいと思う人がいなければ商品が売れません。リサイクルショップなら、買い取れないもの以外はお金に変えられます。商品が売れたとしても、発送して相手が受け取るまで入金されません。

利用するアプリや出金する方法によっては、手数料も必要です。すぐにでもお金が必要なら、リサイクルショップを利用しましょう。

長期的にお金がない状態なら副業で収入を増やす

慢性的にお金がないなら、副業で収入を増やす方法も考えましょう。副業の形態は、大きく分けると以下の３つがあります。

• 本業の空き時間に長期のアルバイトをする
• 業務委託で都合のよい時間に稼働する
• 在宅で継続的に仕事をする

本業が規則的な仕事なら、空いた時間を上手く使って副業を組み込めます。たとえば土曜日のみアルバイトをして日曜日は休む、夜短時間のみ働くなど、無理のないように働きましょう。

フードデリバリーの配達パートナーのように、業務委託で都合のよい時間だけ働く方法もあります。配達パートナーならアプリをオンにするだけで稼働できて、空き時間数時間のみ働いても構いません。都合に合わせて稼働しやすい、おすすめの方法です。

空き時間を活用するなら、在宅で継続的に仕事をする方法もあります。取り組みやすいのは、クラウドソーシングです。専門のサイトに登録すれば、企業から発注された仕事を選んで受注できます。

自分の得意分野の仕事を選んだり、初心者でも無理なくできる仕事を選んだりすれば、はじめての人でも問題なく業務を受注できます。時間的な余裕があまりなくても、納期の長い仕事を選べば取り組みやすいでしょう。

一時的にお金がなくても近いうちに返せるなら借りて乗り切る

一時的にお金がない状態で困っていても、「給料日が近い」「もうすぐボーナスが入る」などの理由ですぐ返せるなら、借りて乗り切る方法もおすすめです。できるだけ早く借りるなら、最短即日対応ができる以下のカードローンを選びましょう。

• ＳＭＢＣモビット
• プロミス
• アコム
• アイフル
• オリックスマネー
• レイクALSA

いずれの業者を選んでも、郵送物なしで申し込む方法があります。三井住友カード「カードローン」以外は、条件によっては勤め先への電話連絡なしでも借入可能です。

無利息期間のあるカードローンなら、収入を得た後即返済することで無利息での借入や利息の軽減ができます。

助けてほしいと考えるほどお金がない時は公的融資や給付に頼る

「助けてほしい」「自分ではどうにもできない」というほど困っているなら、公的融資や給付が受けられないかチェックしましょう。公的融資なら、業者から借りるのが難しい人でもお金を借りられる可能性があります。

どのような制度があるのか、確認しましょう。

お金がないのに業者から借りられない人は生活福祉資金貸付制度

お金がないのに業者から借りられなくて困っている人は、生活福祉資金貸付制度で借りられる可能性があります。生活福祉資金貸付制度とは、社会福祉協議会が窓口となって、お金が借りられず困っている人に低金利で融資をする公的な制度です。

資金の種類は決まっていて、必要に応じて資金を借ります。利息は以下の通りです。

• 連帯保証人を立てられれば無利子
• 連帯保証人なしなら年1.5％

連帯保証人を立てられなくても、利息の負担は少ないと言えます。たとえば40万円借りたとしても、1年間の利息は3,300円程度です。消費者金融で借りると、利息が4万円程度になります。

ただし、生活福祉資金貸付制度を利用するには、以下のいずれかに当てはまっていなければいけません。

• 住民税非課税程度の低所得世帯
• 障害者世帯
• 高齢者世帯

公的融資制度は、生活に困っている人向けの制度です。希望すればだれでも利用できるわけではないので、生活に困っていて条件に合う人は、申し込みましょう。社会福祉協議会がわからなければ、市町村役場でも相談に乗ってもらえます。

融資までには1ヶ月程度かかることも知っておきましょう。

緊急小口資金はコロナ関連特例が終わってもお金がない時に借入できる

コロナで生活に困っている人が利用できる資金として名前を知られた緊急小口資金は、コロナ関連の特例が終わっても借入できる資金です。

緊急小口資金貸は、「緊急かつ一時的に生計の維持が困難になった時に借りられる少額の費用」と定義されています。

緊急小口資金貸付制度は、生活福祉資金貸付制度の資金の１種で、無利息で借りられます。緊急にお金が必要な人を融資の対象としていて、他の資金よりも早く1週間程度で借りられるのが特徴です。

生活の維持が難しくなった時には、社会福祉協議会または市町村役場で相談しましょう。

ひとり親家庭の父母や寡婦は母子父子寡婦福祉資金貸付金制度で借りる

ひとり親家庭の父母や寡婦は、母子父子寡婦福祉資金貸付金制度でお金を借りる方法があります。寡婦とは夫と離婚または死別しており、一定の条件を満たしている女性です。

母子父子寡婦福祉資金貸付金制度も、利用できる資金の種類が決まっていて、必要なお金に合わせて資金を選んで借入をします。利息は以下の通りです。

• 連帯保証人を立てられれば無利子
• 連帯保証人なしなら年1.0％

中には母子家庭や父子家庭の子どもが借りられる資金もあるため、チェックして必要に応じて借入を検討しましょう。

求職中でお金がない人は受け取れる給付金や融資制度を活用する

求職中でお金がない人は、受け取れる給付金や融資制度を活用して就職までの時期を乗り切りましょう。活用できる給付金や融資制度は、以下の通りです。

雇用保険から失業保険を受ける人は、失業保険を受けながら再就職を目指します。フリーランスや自営業から就職を目指す人や、雇用保険に加入していても失業保険が受けられない人は、職業訓練受講給付金を受けながら就職活動を行えます。

職業訓練受講給付金だけでは生活費が足りなければ、求職者支援資金融資でお金を借りる方法も考えましょう。

生活に困っている人が受け取れる可能性のある給付金一覧

生活に困っている人が、状況によって受け取れる可能性のある給付金を、一覧形式で確認しましょう。

住居がなくなりそうな人は住宅確保給付金、育児で働けない人は育児休業給付金など、自分の状況に合わせて受けられる給付金を受け取りましょう。

どうやっても生活が成り立たないならためらわず生活保護を申請する

様々な対策を考えても生活が成り立たないなら、ためらわずに生活保護を申請しましょう。一度生活保護を受けても、生活を立て直せれば生活保護から抜け出せます。

生活保護を受けるには、預貯金や使っていない土地家屋などを活用する必要があります。活用できるものを活用して、身内にも頼れない時は、生活保護が利用可能です。

生活保護が受けられなくても、相談すれば必要な支援に繋がるケースもあります。困ったときには、一度市町村役場で相談しましょう。

お金がない時は増やすだけではなく支出を減らす方法も考える

お金がない時はお金を増やす方法を考えがちですが、支出を減らすことで対策ができる可能性もあります。効果的に出費を抑える方法を確認しましょう。

効果的に支出を減らすなら金額の大きい固定費から見直す

効果的に支出を減らしたい人は、金額の大きい以下の固定費から見直しましょう。

• 通信費
• 保険
• 水道光熱費

減らしやすいのは通信費です。大手キャリアを使っている人は格安SIMに乗り換えるだけでも、費用を節約できます。通信サービスによってはスマホとセットで割引がきくケースもあるため、セットで利用できないかもチェックしましょう。

保険の見直しをすると、重複して保険をかけていたなどの理由で費用が削れる可能性もあります。

水道光熱費を大きく節約するのは難しいですが、使っていない場所の電気はこまめに消すなど、できることから始めると年間を通して差が出る可能性もあります。

無理のない範囲で食費や趣味に費やす費用を減らすことも考える

固定費以外に、無理のない範囲で減らせる費用がないかもチェックしましょう。たとえば、食費は以下の工夫で支出を減らせます。

• 外食をたびたびする人は回数を減らす
• 夕方に買い物に行き割引商品を購入する
• 節約レシピを試す

趣味に費やす費用が大きいなら、少し減らすなどの対策を考えましょう。すべてを我慢すると、続かなくなります。使う時は使いながら、できる範囲で節約しましょう。

本当にお金がない時に優先すべき支払いと対策法を解説

本当にお金がない時には、生活に関わる費用から優先的に支払わなければいけません。優先して支払うべき費用と、考えられる対策法を確認しましょう。

家賃が払えないと住む場所がなくなる！相談や給付金で対処する

家賃が払えないと、住む場所がなくなります。生活が成り立たなくなるので、優先的に対処しなければいけません。考えられる方法は、以下の通りです。

• 短期間だけなら借りて支払う
• 管理会社や大家さんに相談して支払いを待ってもらう
• 住宅確保給付金を受けている間に生活を立て直す
• 家賃が払えないなら公営住宅など家賃の安い家への引っ越しも検討する

短期間だけ家賃が支払えないなら、延滞する前に借りて支払いましょう。1度でも延滞すると、管理会社や大家さんからの印象が悪くなります。

お金を借りてもしばらく支払えそうにない時は、管理会社や大家さんに相談して支払いを待ってもらいましょう。場合によってはしばらく待ってもらえたり、分割での支払いを認めてもらえたりします。

家を失いそうなほど生活に困窮している時は、住宅確保給付金を受けながら生活を立て直しましょう。

どうしても家賃を支払うのが難しければ、低所得世帯が入居できる公営住宅に引っ越す方法もあります。

クレジットカードの利用代金が払えない時はリボ払いか借りて支払う

クレジットカードの利用代金が払えない時は、以下のいずれかの方法を選びましょう。

• リボ払いに変更する
• 借りて支払う

1回払いで支払っている場合、多くのクレジットカード会社でリボ払いに変更可能です。リボ払いは毎月一定額ずつ支払う方法で、1回払いよりも月々の負担が少なくなります。

ただし、リボ払いにすると手数料が発生するので、支払える目途が経ったら繰上返済する方法も考えましょう。

リボ払いにしなくても、近いうちに収入があるなら、カードローンで借りて一時的に立て替える方法もおすすめです。

クレジットカードの支払いを一度でも長期延滞すると、ローン審査に通りにくくなったりクレジットカードが更新できなくなったりする可能性もあります。延滞する前に対処しなければいけないので、リボ払いへの変更や借りて支払う方法で延滞を防ぎましょう。

ローン審査に通りにくくなるのは、2ヶ月から3ヶ月にわたって滞納した場合です。1ヶ月滞納しても、すぐ支払えば影響を防げる可能性もあります。

医療費が払えない場合は分割の相談や借入で乗り切る

以下のような医療費が払えなくて困っている人は、病院に分割払いの相談をしましょう。

• 入院費用
• 治療費
• 手術費用
• 歯医者の治療費

分割払いの相談をしても応じてもらえない場合は、借入で乗り切るしかありません。入院費用や手術費用なら、高額療養費制度で払い戻しを受けられます。払い戻しを受けられるまで借り入れで乗り切れば、支払える可能性もあるでしょう。

携帯代が払えないと連絡が出来なくて不便！優先的に支払う

携帯代が払えないと、連絡の手段がなくなる可能性もあります。近年では自宅に固定電話を置いていない家庭もあり、連絡が断たれると困るケースもあるでしょう。借りて支払える場合は、お金を借りてでも支払いを済ませましょう。

借りられない場合は、格安SIMに乗り換えて通信費を節約する方法も考える必要があります。

強制解約させられると、別の電話会社との契約も難しくなります。どうしても支払えない時は、一時的に携帯電話の海鮮休止手続きをしましょう。事務手数料や電話番号の保管費用が掛かりますが、月々の電話代よりも安く済みます。

引っ越し費用が払えない時は費用の削減と支払い方法の検討で乗り切る

引っ越し費用が払えない時は、費用の削減と支払い方法の検討によって、乗り切る方法を考えましょう。具体的な対策は、以下の通りです。

引っ越し費用は引っ越し会社によってことなるため、複数社で見積もりを取って比較すると、費用を安くできるケースが多いです。引っ越し費用はトラックの大きさも影響するので、少ないトラックで引っ越せるよう荷物をできるだけ減らしましょう。

引っ越しでは、引っ越した先でかかる初期費用も負担になります。敷金や礼金のない引っ越し先絵を選べば、費用の節約も可能です。費用は家賃の金額と関係するため、家賃の安い家を選びましょう。

すぐに支払えない場合は、クレジットカードで支払いを先延ばしにする方法もあります。クレジットカードで払うのが間に合わなければ、お金を借りて毎月少額ずつ返済しましょう。

お金がない状態でやばい人はお金が足りない原因を考えることも重要

「お金がない状態でやばい」と思っても、原因がわからなければ適切な対処ができません。お金がない時には、原因を考えると対処法が見える可能性もあります。お金がない原因として何が考えられるか、確認しましょう。

収入が少なく生活に必要な費用がまかなえない人は収入を増やす

慢性的に収入が少なく生活に必要な費用がまかなえない人は、収入を増やさなければいけません。副業を認められている企業で働いているなら、副業をするのが最も早いです。アルバイトや在宅でできる仕事など、できることから始めましょう。

副業が禁止されている職場で働いている人がお金を増やす方法には、投資があります。投資はリスクを伴いますが、少額ずつ運用すれば大きな損失を出すことなくお金を貯められる可能性もあります。

自分で運用するのが不安なら、投資信託で増やす方法も考えましょう。投資信託とは、投資家から集めたお金をプロが運用する商品です。複数の投資家からお金を集めるので、商品によっては100円からという少額でも始められます。

少額だと得られる利益は少なくなりますが、投資に失敗したとしても損失が大きくなりすぎず、取り戻しやすい商品です。副業ができない人は、投資も検討しましょう。

お金がないストレスで逆に使ってしまう人はストレス解消法を考える

お金がないから節約しているのに、節約のストレスで気づけばお金を使ってしまう人もいるのではないでしょうか。無理な節約をし過ぎると、ストレスからかえって散財をするケースも見られます。

節約する時は、苦痛を感じるほど切り詰めるのではなく、無理のない程度にとどめましょう。たとえば月4回外食していた人は月2回にする、月に数回飲みに行く人は回数を減らすといった感じです。

また、お金のかからないストレス解消法を考えるのも効果的です。ストレス解消法の例を見てみましょう。

• 図書館で本を借りて読む
• ウォーキングやランニングをする
• 無料動画を見ながら自宅で運動する
• 音楽を聴く
• テレビで映画を楽しむ

お金をかけるところと節約するところを分けて、ストレスがかからないような対策をしましょう。

お金がないのに使う人はなぜ使ってしまうのか見直してみる

お金がないとわかっているのに、なぜか使ってしまう人もいるのではないでしょうか。お金がないのに使ってしまう人は、人からどう見られるかを気にし過ぎているケースがあります。人と比較して、人の持つ物の方がよく見えると言う人も見られます。

背伸びをし過ぎていないか、人の物をうらやましいと思い過ぎていないか、一度見直してみましょう。自分の気持ちを見直すことで、思いがけないお金の使い方をしていることに気付くケースもあるものです。

お金がない時は自分に合う方法を見つけてできる対策を貯めそう

お金がない時には、自分に合う方法を見つけて、できる対策を試す必要があります。常にお金が足りないなら、お金を稼いだり固定費を節約したりすると効果的です。一時的に足りないだけなら、お金を借りて乗り切る方法でも構いません。

家賃や携帯代など、生活に直結するお金は特に優先して支払う櫃夜があります。まず何にお金を使うべきか考え、お金を使わなくても困らないものは後回しにしながら、上手にやりくりしましょう。

どうしても困った時は、公的支援制度を頼る方法もあります。融資制度や給付金も活用しながら、困った時期を乗り切りましょう。